オリジナルのぼりの注文で“起きやすいトラブル”って?

オリジナルのぼりには発注者の思いが詰まっています。

「カッコ良く完璧で、そのうえに激安な店を」と調子よく考えていませんか?そもそもソレがトラブル発生の元です。

●オリジナルのぼりにはトラブルがいっぱいある。

オリジナルのぼりのオーダーで起きやすいトラブルは、①完全入稿データにともなうもめ事、②利用者に対するサポート不足と勘違い、③修正による納期のずれ込み、④料金、だいたいこの4点に集中しています。

完全入稿データについては、激安価格と一対になる事が多く、「安く上がるから完全入稿データで」と思ってしまう人が多くいますが、データ作成に不慣れな人が簡単に行えるものではありません。

●完全入稿データは慣れた人が行なう注文方式。

のぼり店にもいろいろなサポート体制があります。

フルサポートでないのぼり店は、専任のデザイナーが付きませんから、デザインや色味、タイトルやキャッチの入れ方などに細かなアドバイスはしてくれません。

激安店でフルサポートを望むのは無理があります。

また修正が重なれば納期も延期され修正料も加算されて割高になります。

●のぼり店の選び方に間違いがあります。

常連になってその店のやり方に慣れるまでは、フルサポート体制の店を選びましょう。

データ作成に不慣れな人が激安目的でのぼり店を選んでしまうと、上記の①~④が連鎖的に起きてしまいます。

そもそもは利用者の欲が原因です。

高くつくように思えても、フルサポートの店でいろいろなアドバイスを受け、勉強と経験を重ねてから激安を狙うようにしましょう。

のぼり旗のインクジェット印刷にはどんな特徴・利点がある?

インクジェット印刷ののぼりの特徴は、ダイレクト印刷による納期の早さと写真・画像の深みのある再現性です。

ただし激安価格ののぼりには注意しましょう。

●ダイレクト印刷のため短納期・省ロットを可能に。

インクジェットの特徴はダイレクト印刷といって、シルクスクリーンのように版を作る必要がないことです。

印刷するための版を作る必要がないということは、それだけ工程が省けるので、日程も短く、1枚からの小ロットでも印刷が可能になります。

1枚あたりの価格は1,000円程度しますが、印刷枚数が多くなれば単価そのものが安くなるのでお得です。

5枚~10枚の範囲で注文すれば、1,000円が700円程度にはなります。

●価格競争で品質低下が心配なインクジェット旗。

のぼりとしてのインクジェットは需要が多いため、価格競争にもなっています。

たとえば1枚400円とか500円の安値を売りにしているのぼり店もあります。

ただしこのような価格の場合、「完全入稿データ」が前提であることや、店によっては「海外から低レベルのインクや生地を輸入している場合がある」ということを知っておきましょう。

のぼりの劣化・変質、退色が1~2カ月程度で起こることもあります。

●食品やインテリアなど、深みが必要な写真・画像、色数の多い複雑な図柄もプリントできます。

シルクスクリーンの弱点は、のぼりの中の写真や画像が平坦になりやすいことです。

その点でいえば、色数に制限のないダイレクト昇華印刷のインクジェットのほうが、凝った細かなデザインののぼり製作には適しています。

▽Pickup・・・「令和」準備、各地で…「梅」の神社にのぼり旗

のぼり旗のデザインでいちばん多い失敗や後悔は?

のぼりは宣伝媒体であり販売促進物です。

デザインする人は自分の好き嫌いを基準にするのではなく、真意が伝わるか、ウケるかを第1に考えましょう。

●失敗の原因となる3つのポイントとは何か。

のぼり旗のデザインでもっとも多い失敗というのは、①伝えたいことが絞り切れていないこと、②デザインから先に入ってしまうこと、③目立つことより、自分の好きな色を優先してしまうことに起因しています。

のぼりは小さな限られたスペースですから、“PRしたい事柄の中から1つか2つに絞り込む必要”があります。

この作業はプロでもむずかしいとされています。

●自分の好みだけでのぼりをデザインしない。

自分の好きな文句やデザインでのぼりを仕上げたとしても、それがターゲットとなる人々にウケるか、共感を獲得できるかというと別問題です。

のぼりの第1は、自分の好みにこだわらず、“広告物・販促物として客観視できるかどうか”にかかっています。

①目立つ色、②パンチの効いた明快なキャッチフレーズ、③食べよう、行ってみようと思わせる単純な仕掛け、④ゴチャゴチャしていないスッキリした仕上り、この4点が成功のポイントです。

≫≫のぼりデザインのご参考に⇒http://www.minyu-net.com/news/news/FM20190531-382406.php

●イメージカラーは大事ですが、個性を主張し過ぎると“何だかわからないのぼり”に仕上ってしまいます。

どんな業種ののぼりでも、業界ごとのセオリーや風合いというものがあって、それを踏まえた上で独自性や差別化が図られています。

個性ばかりを気にしすぎると、食べ物屋ののぼりなのか、何かのイベントののぼりなのか、それさえもわからない作品になってしまいます。

初心者のうちの多くの失敗は、そうした“余計なこだわり”が原因となっています。

のぼり旗を開店までに間に合わすための日程とは?

のぼりは店の顔でもあり開店には必須のツール。

既製デザインのぼりをそのまま使わない限り、十分な余裕をとって3週間前には発注しておきましょう。

●スムーズに行けば発注から2週間で納品。

当たり前の話ですが、「デザイン制作から依頼する場合」と「データ作成や入稿から依頼する場合」とでは納期がかわってきます。

デザイン制作の場合は、「要望の聞き取り→見積→入金→デザイン制作・修正・校了→データ制作→校了→印刷→出荷」といった行程をたどります。

すべてを終えるまで最短で2週間かかります。

これでギリギリなので3週間程度の余裕はみておくべきです。

発送には2日~3日かかります。

●何が起こるかワカラナイのがのぼり製作。

完全入稿データを行なった場合は、のぼり店がそれを受領してから3日間ほどで印刷を終了し、4営業日後には出荷といったパターンが多いです。

ただし初めてそののぼり店を利用する場合や利用者がビギナーである場合は、スムーズに事が運ばない事例のほうが多いので、のぼり店がサイトで提示しているような日数で納品されると思わないほうが賢明です。

●データの置き換えには別途の日数がかかり、デザインの修正によっては納期の延期もあり得ます。

ビギナーの場合、データが不完全であったり伝え方が曖昧であったりして、校了までに数回のやりとりが必要になります。

どちらに責任があるかは別にして、のぼり店が納期まで2週間というなら、最低でも1週間程度の予備期間を足してスケジュールを組みましょう。

急ぐほど失敗・後悔の確率が高くなります。